京都市内におけるオーバーツーリズムの未然防止に向けた手ぶら観光促進の実証実験を開始
~京都市内宿泊施設から空港までの手荷物当日配送サービスの無料提供を実施~
株式会社Airporter(代表取締役 泉谷(いずみたに) 邦雄(くにお)、以下 Airporter)と一般社団法人関西イノベーションセンター(理事長 早乙女(そうとめ) 実(みのる)、以下 関西イノベーションセンター)は、京都市、公益社団法人京都市観光協会の協力のもと、京都市内におけるオーバーツーリズムの未然防止に向けた手ぶら観光促進の実証実験を実施します。インバウンド客の増加に伴って生じる市バスの混雑をはじめとするオーバーツーリズムの未然防止を狙い、秋の観光シーズンである11月の1か月間、京都市内に滞在するインバウンド客向けに京都市内宿泊施設から関西国際空港(あるいは大阪市内宿泊施設)までの手荷物当日配送を、無料提供するキャンペーンを展開します。なお、この取り組みは、関西イノベーションセンターが運営するイノベーション創出拠点「MUIC Kansai(以下 MUIC)」の課題解決プログラムとして採択され、様々な企業、団体同士の共創を通じて課題解決に繋がるビジネス創出を目指すオープンイノベーションプログラムとして進めています。
1. 実証実験の概要
2. 取り組みの背景
インバウンド客の本格回復に伴い、京都市にも多くのインバウンド客が訪れており、インバウンド客による大型手荷物持ち込みに伴う市バス混雑の発生や、大型手荷物を携行することによるインバウンド客自身の利便性低下、騒音の発生等が懸念されている状況です。
京都市と京都市観光協会は、市民生活と調和した持続可能な京都観光の実現をめざし、多くのインバウンド客の来訪が見込まれる秋の観光シーズンを見据え、手ぶら観光促進や観光マナー啓発といった取り組みに注力しています。
Airporterと関西イノベーションセンターは、手ぶら観光と手荷物預けのDX化に向けて、宿泊施設から国内出発空港を経て海外到着空港へ手荷物を直送するサービス「シティチェックイン[1]」の構築を進めており、2023年7月より関西国際空港発のJAL便利用者を対象とした実証実験を実施しています。
この度、「シティチェックイン」に取り組むAirporterと関西イノベーションセンターが、オーバーツーリズム対策に注力する京都市と京都市観光協会の協力のもと、手ぶら観光拡大による更なる持続可能な観光需要の喚起をめざし、まずは秋の観光シーズンに合わせてインバウンド客向けに手荷物当日配送の実証実験を実施することになりました。
3. 今後の展開
この実証実験をきっかけに京都市内における手ぶら観光を更に促進するとともに、実証実験終了後も京都市内における手荷物当日配送サービスを継続的に展開することで、今後もオーバーツーリズムの未然防止に貢献するとともに、持続可能な京都観光の実現をめざします。
また、Airporterと関西イノベーションセンターは、本実証実験を通じて「シティチェックイン」のサービス改善・拡大を進め、将来的に京都市内でも「シティチェックイン」を展開することを検討してまいります。
[1]シティチェックインの取り組みに関しましては、2023年7月3日にAirporter、関西イノベーションセンターが発表しました以下プレスリリースをご参照ください。
以 上
【組織概要】
■株式会社Airporter
代表者:代表取締役 泉谷 邦雄
所在地:東京都中央区日本橋1-4-1 日本橋一丁目三井ビルディング(コレド日本橋)5階
設立:2017年11月1日
事業内容:手荷物当日配送とプロモーションサービス
URL:https://about.airporter.co.jp/
■一般社団法人関西イノベーションセンター
代表者:理事長 早乙女 実
所在地:大阪府大阪市中央区伏見町3 丁目6 番3 号
設立:2020年3月6日
事業内容:会員制イノベーション創出拠点MUIC Kansaiの運営